新潟市のビザ専門行政書士事務所、Asocia行政書士法務事務所です。
先日、技能実習制度が廃止される件について記事を書きました。
そちらの記事については下記をご覧ください。
「育成就労制度」とは?技能実習制度が廃止されます!
では、そもそも技能実習制度とはどのような制度なのでしょうか。
本日は「技能実習」制度について書いていきます。
技能実習制度とは?
「技能実習制度」(ぎのうじっしゅうせいど)は、日本の制度で、外国人労働者が日本で働きながら技術や技能を学ぶためのものです。この制度は、外国人の技能実習生が日本で一定期間働くことで、日本の技術を習得し、それを母国に持ち帰って役立てることを目的としています。
技能実習制度の目的
技能実習制度の主な目的は以下の通りです:
- 技術移転: 開発途上国からの技能実習生が日本で実践的な技能や技術を習得し、それを母国に持ち帰ることで、母国の産業発展に寄与することを目指しています。
- 国際協力: 技能実習を通じて、日本と技能実習生の出身国との国際協力と友好関係の強化を図ることです。
技能実習制度の仕組み
技能実習制度にはいくつかのステージがあります:
①技能実習1号(最長1年): 技能実習生は初めて来日し、受け入れ企業で実習を開始します。この期 間は主に基礎的な技術や知識の習得を目的としています。
②技能実習2号(最長2年): 技能実習1号を終了し、試験に合格した場合、技能実習2号に進むことができます。この段階では、より高度な技能の習得が求められます。
③技能実習3号(最長2年): 技能実習2号を修了した後、さらに試験に合格すると、技能実習3号に進むことができます。技能実習3号では、リーダーシップや実践的な管理スキルの習得も含まれます。
制度の課題
技能実習制度は、その目的に反して、しばしば批判の対象となることがあります。主な課題としては以下の点が挙げられています。
- 労働環境: 一部の実習生が過酷な労働環境や低賃金で働かされているという報告があります。
- 人権侵害: 実習生の人権が侵害されるケースもあり、問題視されています。
- 制度の悪用: 企業が技能実習生を安価な労働力として利用するために制度を悪用しているとの批判もあります。
実態として、日本の人手不足の解消の手段として用いられることが多く、上記の他に様々な問題が取り沙汰されている技能実習制度です。
技能実習制度は日本の労働市場において重要な役割を果たしている一方で、改善が求められる点も多く、以前に記載したように「育成就労制度」に移行することが決定しています。
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以上、新潟市のビザ専門行政書士事務所、Asocia行政書士法務事務所でした。
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